マンガで読破シリーズについて
一時期、娘達にも読んでもらいたくて買い揃えていたシリーズです。
作品により出来に差があり(作画の好みも含め)すべてがおすすめという訳にはいきませんでした。
感覚的には、当たり3割・外れ4割・分量の関係でやむなし3割って所でしょうか。
20冊強揃えたのですが、地元の小学校に学童保育が出来た際、絵本と一緒に寄贈してしまいました。
子ども達よりも先生方に好評でした!
今 手元に無いので思い出し(その当時の印象)て代表的な物をいくつか・・・
まずは、当たり(個人的に)の部類から
ご存知、新訳(亀山 訳)をきっかけにリバイバルヒットとなった作品です、新訳版が話題になっていた頃に、なかなか敷居が高くて取っ掛かりと思って購入したところ・・・このシリーズにはまるきっかけとなりました。
原作は文庫本3~5巻の内容を一冊にまとめる事には当然無理があるはずですが、有名なエピソードをうまくまとめており、コミック単体としても非常に読み応えのある大作に仕上がっています。
こちらも、原作がリバイバルヒットしていた時にほぼ同時に購入。原作には登場しないイケメンを主人公に立て、大変ドラマチックな構成となっており、むしろ原作を超えるくらいの物語となっております。
しばらく、ハズレばかりを引いていたのでAmazon Bookレビューで評価の高かったこちらを購入。本作はよく知らなかったのですが(スミマセン)非常に興味深い内容でした(絵の好みはありますが)
分量の関係でやむなし でいえば
本作の新約版購入時(一部 & 二部)ガイドブック的にこちらも購入し見比べながらがんばって本作を読み進めていたのですが・・・本作の文体があまりに難解のため途中で断念 こちらのまんが版で読んだことにしました(おい!)。個人的にはそれなりに面白いと思っていたのですが レビューではあまり評価されていないようです、特にラストが不評のようで やはり分量的に一冊にまとめるのは無理があるようです。
漱石の三部作の中で三四郎と並んで個人的に好きな本作ですが、好きな(印象的な)シーンが非常にあっさりと描かれてしまい(特にラスト)少々残念でした。
ぜひ、本編を読んでいただきたいです。
ハズレの部類では
完全に昼ドラになっている!
Eテレの 100分で名著でも取り上げられていたので期待して購入したのだが・・・
あと、ついでに言えば このシリーズに限った問題では無いのだが
例えばこちらのように
こちらもEテレの 100分で名著で取り上げられていた作品ですが、朝起きたら”虫”になっていたという有名な話ですが 作者自身はどのような虫か特定していない(イモ虫?・昆虫?)らしいのですが まんが版ではクモのような虫に描かれてしまっています。最もそうでなければまんがになりませんから仕方が無いのですが、読者の想像に任されている部分がバーンと示され固定されてしまうのは、大きなマイナス点かもしれません。原作が映像化(映画・アニメ化)された際に感じる事と同じ問題ではありますが。
「私の知っている”プーさん”はこんな声じゃない!」や
「僕の知っている”栞子さん”はこんな人じゃない!」的な!?
やはり まんが版 は あくまで入り口であって、本作のガイドブック的に使用するのが正しい使い方と思われます。
読み継がれている本は何かしらの面白みがあるはずですから!